理学療法士国家試験に出る|非対称性緊張性頸反射(ATNR)

非対称性緊張性頸反射(Asymmetrical Tonic Neck Refle;ATNR)

非対称性緊張性頸反射(Asymmetrical Tonic Neck Refle;ATNR)
国家試験で出題頻度の高い原始反射です。

脊髄と脳幹に中枢のある反射を原始反射とよびます。
ATNRは、脳幹に中枢がある、原始反射です。

脊髄に中枢がある反射
交叉(交互性)伸展反射
屈筋逃避反射
手掌把握反射
足底把握反射
ガラント反射
陽性支持反射
自動歩行
台のせ反射

脳幹に中枢がある反射
探索反射、ルーティング反射
吸啜反射または吸啜・嚥下反射
モロー反射
引き起こし反応
緊張性迷路反射
非対称性緊張性頸反射
対称性緊張性頸反射

頸反射は、くび(頸)の動きが刺激になる反射、と覚えましょう。くびの回旋が刺激となり、回旋方向の上下肢が伸展して、反対側の上下肢は屈曲します。ATNRは、頸の回旋が刺激となり、四肢の緊張が変動して非対称姿勢を示します。

本来であれば、ATNRは、6カ月ころまでに消失します。つまり、ATNRの特徴的な動きは見られなくなります。しかし、脳に障害がある場合は、原始反射が残存する場合があります。残存するということは、6カ月以降も原始反射が各姿勢で見られるということです。国家試験では、いろいろな姿勢で見られる、原始反射の残存した様子が出題されます。すべての姿勢で、頸部の回旋により、上下肢が非対称な動きを示しています。

国家試験で出題される姿勢

四肢麻痺の症例の背臥位でみられるATNRです。左右の上下肢に非対称な動きが見らえます。

右片麻痺の症例の背臥位からの起き上がり動作です。頸部が左に回旋することで、麻痺側の上下肢が屈曲しています。

立位での上肢操作でみられる、エーティーエヌアール。この姿勢でも同じく、頸部が左に回旋することで、麻痺側の上下肢が屈曲しています。立位の場合、明らかに踵が浮いていることがあります。この場合は、陽性支持反射が残存している可能性が高くなります。

スタディノート

覚えるのが苦手な人には、手描きのイラストで学習する方法をおすすめします。テキストをしっかり確認しながら、AI やコピペに頼らず、実際に自分の手で描いてみてください。
 このサイトの内容はオリジナルですので、参考にしつつ、授業で配布されたテキストや資料を必ず確認しながら学習を進めてください。